自己分析に対してこんな悩みありませんか?
自己分析は大事だと聞いたことがあるけど、何から始めればいいかわかりません。
そもそも自己分析ってなんでやる必要あるの?
簡単に自己分析できたらいいのになぁ
就職や転職などの場面で自己分析を行う際、このように悩む方は多いと思います。
私自身、就職活動を行う際、自己理解を深める為に徹底的に自己分析を繰り返しました。
その方法は、関連書籍を読み漁るだけでなく、キャリアコーチやエージェント、自己分析のワークシートなど多岐に渡りました。
この記事では、Fラン大学卒という低学歴でありながら、自己分析を通して人生を立て直しGAFA2社で勤務した僕が、実際に行った自己分析のやり方をを紹介します。
この記事を読み「効果的な自己分析のやり方」をステップ通りに実践することで「自己理解」が深まり「自分に合った進路の発見」することができます。
自己分析ってなんで大事なの?
自己分析の役割とは?
- 自己理解を深め自分に合った職種や業界を発見する
- 自分のアピールポイントを明確にする
- 価値観を明確にする
自己分析は就職・転職活動において最も重要なプロセスです。
自己分析を行うことで、自己理解を深め、強み、弱みだけでなく、希望する労働環境などの価値観を明確にすることができます。
さらに、自分のスキルを発揮できる条件や熱中するための条件なども理解できるのため、良いキャリアのスタートを切ることができるでしょう。
また、自己分析を通して、過去の経験やスキルを棚卸しするため、自身のアピールポイントを明確にすることができ、面接の際に企業に好印象を与えることができます。
このように自己分析は、今後の人生を決定づけると言っても過言ではないほどの非常に大事なプロセスです。
自己分析を行うことで得られるメリット
- 自己理解の向上
-
自己理解が向上することで、自己の強み弱みを明確する事ができます。
さらに「自分がどのような場所でなら活躍できるか?」「どんな仕事に適性があるか?」などを把握することができます。
- 面接の最大の武器になる
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自分がやりたいことを明確に理解できていると、企業への志望理由や何をその企業で学びたいかを話す事ができます。
自己実現や自分が成果を出す条件が会社の理念や業務内容とマッチしている事をアピールする事で企業に好印象を与える事ができます。
- 仕事が苦痛じゃなくなる
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仕事を通じて、自己実現を体現していると仕事が苦痛なものではなくなります。
能動的に仕事を学び、成果を出すための行動が楽しく感じることができ、成果を創出する事ができます。
ノートを使った自己分析やり方3STEP
- 価値観を明確にする
- SWOT分析で強み弱みを明確にする
- 5Wを用いて多角的に自己分析する
STEP①:価値観を明確にする
価値観がキャリアに与える影響とは?
価値観は、自分が仕事に対して何を重要視し、何を優先するかという基本的な信念や考え方です。
自分の価値観を知ることで下記のメリットがあります。
- 求める職種や業界の選択ができる
-
価値観は、どのような職種や業界に魅力を感じるかに影響します。
例えば、社会貢献を重視する人は、NPOや教育関連の仕事に興味を持つなど。
- 働き方の優先順位を決めることができる
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価値観は、働く上で何を重視するかに影響を与えます。
例えば、家族との時間を大切にしたい人は、フレックスタイムやリモートワークが可能な職場を選ぶなど。 - モチベーション高く仕事ができるため、自己成長を感じ成果が出しやすい
-
価値観が自分の仕事に合致している場合、やりがいを感じやすく、長期的なモチベーションを維持できます。
例えば、子供の世話をすることが好きな人は、営業などの仕事をするより、保育士になった方がやりがいを感じながら働くことができます。
自分の価値観を見つける方法
それでは、どのようにして自分の価値観を見つけていくのか、具体的な方法を紹介します。
下記のマニュアル通りに進めてみてください。
過去の成功や失敗などの経験や体験の中から、自分の心が動いたことを書き出します。
なぜその体験で心が動いたのか、一つ一つの体験を価値観ベースで掘り下げてみましょう。
過去の体験から、どのような価値観で自分の心が動いたか書き出した、価値観を紙に書き出しリストを作成します。
価値観リストにある価値観を一言で表してみて自分が大事にする価値観を決定しましょう。
過去の経験から、価値観を明確にすることで自分に合った労働環境や企業を見つけることができるよ!
価値観の見つけ方の例
僕が上記の方法でどのように価値観を見つけ出したのか実例を紹介します。
心が動いたこと:サッカー選手の夢が叶った瞬間
サッカー選手になる為に努力や行動ができたのはどんな価値観があったから?
↓
サッカーで人々に勇気を与え、試合に勝ち喜びをチームで分かち合うことが好きだったから
↓
好きなことのためなら、海外でサッカー選手に挑戦したり、毎日厳しい練習を乗り越えることができた
↓
「人々を喜ばせること」「他者貢献」「アスリート思考」などの価値観を自分が持っていることがわかった。
STEP①&②で書き出した価値観をリストにしてまとめます。
僕の場合は「他者貢献」「アスリート思考」「優越感」「唯一無二」「カッコいい」「自己成長」という価値観リストが出来上がりました。
STEP④では、リストにある価値観を一言にまとめます。
僕の上記の価値観をまとめると、「唯一無二で自分がかっこいいと思える事で他者貢献することであれば、アスリートのようにどんな仕事でもモチベーション高く自己成長しながら成果を創出できる」となります。
このことから、僕の就職活動の軸は「自分がかっこいいと思える仕事で他者貢献を大事にしている企業」となりました。
このように価値観を発見することで、自分が働く上で大事にすることやどのような環境が合っているのかを明確にすることができます。
STEP②:SWOT分析で強み弱みを明確にする
STEP①で価値観を明確にすることができたら、SWOT分析を用いて自身の「強み」「弱み」を明確にするSTEPに移りましょう。
強みや弱みを明確にすることで、企業との適合性を証明することにつながります。
志望する企業でどのように活躍できるのか、企業側にイメージしてもらうことで好印象に繋がります。
SWOT分析とは?
SWOT分析は、本来、企業やプロジェクトの戦略的な計画を立てるためのフレームワークですが、自己分析にも応用することが可能です。
SWOT分析とは、自分の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を整理することを目的としています。
このようにして、SWOT分析を行うと、自分の強み・弱み・機会・脅威を整理することで、自己分析を深め、適切なキャリア戦略を立てることができます。
SWOT分析やり方の例
僕が実践したSWOT分析の実例を紹介します。
- 強み(Strengths)を洗い出す
-
戦略を立てること、行動力、周りを思いやる視野の広さ、コミュニケーション力(傾聴力)
- 弱み(Weaknesses)を洗い出す
-
ビックデータの計算や数字を交える分析、法務法律などの知識、全体像が見えないタスクへの対処
- 機会(Opportunities)を洗い出す(どのような環境やチャンスがあれば力を発揮できるか)
-
自己実現と会社理念が一致する企業、オープンな社員が多く、失敗から学べる、人間関係が良い環境
- 脅威(Threats)を洗い出す(力を十分に発揮できない環境)
-
周りを蹴落として自分の成果を出そうとする環境
数字を大事にしすぎている文化が根付いている環境
このようにSWOT分析を行うことで、自分の強み弱み、それを発揮する環境や脅威となる条件を視覚的に整理することができます。
この結果、チームで戦略立て成果を創出するような業務や、海外経験などから外資企業の方自分にマッチしているなど業務や企業選びの軸を定めることができました。
STEP③:5Wを用いて多角的に自己分析をしよう
最後により詳細に多角的に自己分析をする為に5W(Who, What, When, Where, Why)を自己分析に活用します。
5Wは本来、問題解決や情報収集に役立つ手法ですが、自己分析応用することで自己理解を深めることができます。
- Who(誰):
-
今までの人間関係の中で自分はどのような役割を担っていたか、どのような人と一緒に働きたいかを考えます。
- What(何):
-
自分が何を得意とし、何を成し遂げたいかを考えます。
スキルや知識、興味・関心、価値観を洗い出し、自分の目標やキャリアパスに照らし合わせてみましょう。
- When(いつ):
-
自分が最も活躍できるタイミングや、目標を達成するための期間を考えます。
長期的なキャリアプランや短期的な目標を設定し、自分の成長や進歩に対する期待を明確にしましょう
- Where(どこ):
-
自分がどのような環境で働きたいかを検討します。
企業の規模や業界、働く場所や働く方法(リモートワークやフリーランスなど)を考慮し、自分に合った働き方を見つけましょう。
- Why(なぜ):
-
自分の目標を持つ理由や、選択したキャリアに対する動機を明確にします。
自分の価値観や、何を大切にしているかを理解することで、自己分析を深め、適切なキャリア選択に繋がります。
特にWhyの部分は徹底的に掘り下げることをオススメします。何かに熱中した経験がある人はそれの根源的な欲求までわかるように掘り下げることができたらより自己理解が深まります。
5Wを自己分析に活用することで、自分自身についてより深く理解し、適切なキャリア選択や人間関係の構築に役立てることができます。
5Wを用いた自己分析のやり方の例
僕が実践した5Wを用いた自己分析の例を紹介します。
- Who(だれ)
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僕は今までの人間関係の役割として、メンターとする人の側近で働きながらメンターのスキルなどを学び成長することが多かったのでここでは、様々ばバックグラウンドを持った人が集まる会社で働くと決めました。
- What(何)
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SWOT分析で明らかにした強みを活かして、「自分のスキルで人々に勇気や喜びを与える」こととIT分野に興味があった為IT業界でのチャレンジをすることにしました。
- When(いつ)
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当時の僕には時間があったので、一ヶ月くらいかけ会社を選び、面接と同時並行で半年かけて自己分析を繰り返しました。
- Where(どこ)
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ここでは自分がどのような環境で働きたいかを考えました。
僕はサッカー以外の世界を見たくて引退をしているので、それに対して、様々なバックグラウンドを持っている人が集まる、ダイバーシティな環境に身を置きたいと考えました。
それと同時に、スキルや経験を積める会社がいいと思い、GAFAのうちの一つの企業に絞りました。 - Why(なぜ)
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このステップは一番こだわった個所でした。なぜかというと、自分の抽象的な理想を限りなく具体的に近づけることができるからです。
なんでその企業を志望するのか?
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理念と自己実現が一致するから
↓
理念と自己実現が一致しているとモチベーション高く仕事ができるから
↓
自己実現をするためにサッカーをしていて、自己実現をした働き方なら、成果を出せることは実証済みだから
などのように、理想の状態に対してWhyを繰り返し行い、最初の問いと繋がる部分まで掘り下げることで、自分の価値観、強み弱みが自己実現と繋がり進みたいキャリアが明確になりました。
などのように、理想の状態に対してWhyを繰り返し行い、最初の問いと繋がる部分まで掘り下げることで、自分の価値観、強み弱みが自己実現と繋がり進みたいキャリアが明確になりました。
自己分析に参考になる書籍・サービス
この自己分析のステップを活用することで自己理解が深まったと思います。
さらに多角的な視点で自己分析をしたい方に向けて、以下に実際参考になった書籍・サービスを紹介します。
ある程度自己理解が深まったら、どのようなキャリアを歩んでいけばいいのかをプロの視点を取り入れながら、考えていくことをお勧めします。
マジキャリならキャリアの相談を通して自己実現できる就職・転職サポートを行ってくれるため利用しない以外の手はないと思います。
まとめ
この記事では、就職・転職に必須の「ノートを使った自己分析方法」について解説しました。
下記に要点をまとめてますので参考にしてぜひ就活や転職に活かしてみてください。
- 自己分析をする事で自分に合った進路選択ができる。
- 自分の価値観を見つけることで、働く業界や働き方の条件などを明確にできる。
- SWOT分析、5Wを用いた自己分析で強みや弱み、どのような環境で働きたいかを明確にする。
- 自己理解をすることで説得力のある返答ができるようになる。